*1 2004年、「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一つとしてユネスコの世界遺産に登録された。
*2 BYD 「K8」は、日本の路線バス規定の大型バスの諸条件に合致した電気バス。
*3 日本国内でナンバーを取得し、営業運行を始めたバスとして500台目。
BYDの商用車部門を担当するBYD JAPAN株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:劉 学亮、略称:BJ)が、南海りんかんバス株式会社(本社:和歌山県橋本市、取締役社長:和田純一)に納車したBYDの大型路線電気バス(以下:EVバス)「K8」計6台が、4月24日(金)から、南海りんかんバスの高野山内線での営業運行を開始しました。和歌山県内でのBYD EVバスの導入は初となります。
今回、営業運行を始めた計6台の「K8」には、2015年に京都で営業運行を開始したBYD EVバスの1号車から起算して500台目に当たるEVバス(自動車登録番号標は「585」)が含まれるほか、「高野山(583)」の語呂に合わせた希望ナンバープレートを付けた、遊び心溢れるEVバスも同時に運行を始めています。
当日は、高野山の麓駅である「極楽橋」駅と大阪「なんば」駅までを約1時間半で結ぶ、南海電鉄*4の特別列車「GRAN天空」の新型列車の運行が開始したことを受けて、初便となる「GRAN天空」の到着*5に接続するバスに記念すべき営業運行500台目のBYD EVバスが配車されました。EVバスの出発前*6には出発式が行われ、南海りんかんバス株式会社(以下:南海りんかんバス)と納入元のBYD JAPAN株式会社(以下:BYD JAPAN)双方の役員と運転士が参加して、今後の安全運行を祈念しました。
*4 正式名称:南海電気鉄道株式会社(本社:大阪府大阪市)
*5 GRAN天空1号は、大阪「なんば」を9:00に出発、「極楽橋」に10:30着。バス停がある「高野山駅前」までは高野山ケーブル(南海鋼索線)で約7分。
*6 最短でGRAN天空1号の到着と高野山前駅で接続する「奥の院行き」のバス出発時刻は10:53
*5,6 2026.4.24現在の南海電気鉄道のダイヤグラムによる
南海りんかんバスは、「安全性の見える化」「地域と連携した安全推進」というNANKAIグループの運輸安全マネジメントを確実に実行すると共に、「NANKAIグループ環境ビジョン2030」という環境対策を掲げています。今回のBYD EVバスの導入に際し、同社の和田純一取締役社長は、「二酸化炭素を出さないEVバスを導入することで、信仰の聖地である高野山の環境の維持につながる。」「高野山は南海グループの沿線を代表する地域でもあるので、環境経営をアピールするのに最適と判断した。」「BYDのEVバスは、既にNANKAIグループ内でも導入実績があり、航続距離や冬季には-15℃にもなる高野山での使用に耐え得る性能を重視した。」と、BYD EVバスの導入の背景を語りました。
BYD「K8」の営業運行が始まった南海りんかんバス高野山内線は、世界遺産にも指定された数多くの歴史的建造物や参詣道などを含む高野山エリアを循環します。2025年は、大阪・関西万博(2025年4月13日〜10月13日)の開催もあって、当地への年間訪問者数は、約150万人*7にも及ぶ人気の観光エリアになっています。このエリアには、「壇上伽藍(だんじょうがらん)」、「金剛峯寺(こんごうぶじ)」、「金剛三昧院(こんごうさんまいいん)」、「高野山町石道(ちょういしみち)」、「奥之院(おくのいん)」など、歴史的価値の高い文化遺産に加え、周囲には宿坊を兼ねた117の寺院などが点在しています。BYD「K8」は、「高野山駅前」から「奥の院前」までを結ぶルートを循環し、来訪者にクリーンで静かな移動体験を提供します。
*7 高野町広報誌より
BYDのEVバスは、2015年から日本への導入が始まり、今年で11年目を迎えました。いまでは3モデルのEVバス(小型:J6、中型:J7、大型:K8)を取り揃え、そのすべてが、日本の路線バスに求められる法的要件及び基準に合致しています。現在BYD EVバスは、国内を走るEVバスではトップシェアを誇り、北は北海道から南は沖縄までの幅広いエリアで、市民の重要な足として日々活躍しています。
BYD EVバスの特徴は、走行中に一切、CO2(二酸化炭素) を排出しないクリーンな走りと、走行時はモーター特有のパワフルでエンジン車のような走行ショックが少ない滑らかな走り、そして、BYDの技術の粋を集めて生産された、発火の恐れが無く、安心・安全なLFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーを搭載する、公共交通にはもっとも適したクリーンモビリティであることです。また、段差のない低床フロアと後方まで続くフラットな床面により、乗降時及び車内での移動が安全に行えるようになりました。このようにBYD EV路線バスシリーズは、さまざまな長所を備えていることから、2015年の日本初導入以降、数多くの全国のバス事業者様から高く支持されています。
「地球の温度を1℃さげる」という企業目標を掲げるBYDは、長年に亘って、公共交通の電動化(EVバス)による社会有益性を実証してきました。今回の高野山でのBYD EVバスの運行開始は、BYDと「NANKAIグループ環境ビジョン2030」の目標達成に邁進する南海りんかんバス、双方の企業目標が合致したことで実現しました。今後もBYDは、日本の雄大な自然、そして、日本のあらゆる地域への環境負荷の低減と、多くの利用者に快適で安全な移動を提供できるよう、さらなる企業努力を積極的に行ってまいります。
壇上伽藍(だんじょうがらん)
弘法大師が、最初に道場を開いた場所。鮮やかな朱色の「根本大塔」は高野山のシンボルと言われている。
奥之院(おくのいん)
弘法大師が、いまも深い瞑想(入定)を続けているとされる高野山最大の聖地。2kmに及ぶ参道には歴史上の人物など20万基を超える墓碑が並んでいる。
金剛峯寺(こんごうぶじ)
高野山真言宗の総本山。日本最大級の石庭「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」など美しい建築物と庭園がある。
金剛三昧院(こんごうさんまいいん)
北条政子が源頼朝の菩提を弔うために建立した寺院。世界遺産にも登録された宿坊がある。
高野山町石道(ちょういしみち)
麓の九度山から高野山へ続く古道で、道しるべとなる「町石」が立ち並ぶ信仰の道として知られている。